宮城講座から、数字カードを使った「対話の授業づくり」の内容の一部分を紹介します。

たし算の式をつくろう

まずは1年生の問題です。
1から9までのカードを使って3つのたし算の式をつくってみましょう。

できた人、いませんか? 1年生の問題ですよ。
(問いかけるが手が挙がらず)

みなさん、悩んでいますね。

「できないんじゃない?」という声も聞こえてきました。

そうです。おっしゃる通り、1~9の9枚のカードで3つのたし算の式はできません。

子どもたちとやると、まず1と2と3を使って1つ目の式をつくる子が多いです。

4,5,9を使って2つ目の式をつくってから、あれ?3つ目ができない、と悩みはじめる子もいます。

いつも正解を目指すのではなく、正解のない問題を使って対話の練習をすると考えてみてはいかがでしょうか。

たとえば、右のように9を置いてみます。
すると「えー、それは無理だよ」という声が出るはずです。
「9はいちばん大きいから、そこにおいちゃだめ」
「9は答えに使わなきゃ…」
子どもたちがムキになって説明する姿が想像できませんか。

子どもたちは活動を進めるときに、友達と、さらには自分との対話を必要とします。
支えあう雰囲気のクラス集団のなかでこそ対話が効果的になります。
そしていずれ自分との対話の質があがると、探究を進める力にもなります。

ちなみに、探究の心はこんなシンプルな問題でも育ちます。

ナツカラ1年のでは、この活動を取り入れたページづくりをしています。

このページでは、まずは意図的に失敗を体験させます。
そして、それをもとに次にどんなことを注意して取り組めばいいかを考えていく、そのプロセス自体を追体験させることを目的としています。

〈参加された先生方の声〉

授業中の子どもがどんなに不安な気持ちでいるか、分かりました。子どもを変えたいなら、まずは自分から! 来週から少し優しくなれそうです。
(宮城県仙台市立小学校先生)

田中先生のような愉しい授業をつくりたい! 対話の授業で探究の心を育てたい! 元気とやる気、勇気をたくさんいただきました!
(福島県いわき市立小学校先生)